前橋友の会とは

 

 全国友の会は、羽仁もと子が設立した婦人之友社から発行される「婦人之友」「かぞくのじかん」「明日の友」という雑誌の愛読者の集まりです。1930年(昭和5年)に生まれ、現在は全国各地、海外に約18000人の仲間がいます。

  私たちの前橋友の会は、1931年(昭和6年)に創立、全国友の会に所属する団体で、20代~90才代まで96名の会員が

「思想しつつ、生活しつつ、祈りつつ」をモットーに、家族の衣食住、時間・家計管理など暮らしをよりよくするために、会員同士の良い交わりの中で互いに協力し、羽仁もと子の「私どもはいつからでも新しくなることができます」という言葉に励まされながら、日々の生活を勉強しています。


羽仁もと子の略歴

  1873年(明治6年)青森県八戸に生まれ、16歳で上京。東京府立第一高等女学校に入学、明治女学校に学んだ後、1897年、報知新聞社に入社。校正係からやがて念願であった記者となり、1901年に同じ報知新聞社の記者であった羽仁吉一と結婚。そして1903年、「婦人之友」の前身にあたる「家庭之友」を夫妻で創刊しました。

 1904年(明治37年)、日本最初の「家計簿」を発刊。現在も「羽仁もと子案 家計簿」として発行され、多くの人に愛用されています。

 1921年、東京・池袋に「自由学園」を創立。

 1930年(昭和5年)、婦人之友の誌友会として「友の会」を設立しました。


最寄(もより)会で学びあっています

 友の会の学びの基本は最寄会です。月に1、2回住まいの近い会員数人が、会員宅や公共の施設、友の家に集まり、羽仁もと子の著作や『婦人之友』を読みながら、年代を越えて家事、家計、子育てについて学びあっています。

 前橋友の会では、前橋市とその近郊(吉岡、渋川、沼田)の地域に12の最寄があります。

 

 渋川最寄の2018年度のテーマは「主婦の昼食」です。つい手抜きになりがちな主婦ひとりの昼食も健康に気をつけて栄養バランスよく食べたいとの思いから、食事記録を見合ったり、常備菜の勉強をし、昨年から同じテーマで学び続けた集大成がこちら。皆の持ち寄りで素敵な松花堂弁当ができました。